拉麺BLUES

SHIROMARUBASE梅田店 シロマルベース 煮玉子トッピング

店の存在は知っていた
でも今までは見向きもしなかった
それが昨年末か今年の年始くらいにやっていたテレビの一風堂特集をみて俄然食べたくなった
なぜならこのSHIROMARUBASEが一風堂の原点の味を出しているからである
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チェーン店って大まかに言えば二通りあると思う
最初から豊富な資金を生かして手軽に食べられる店を作っていくやりかたと、成功した店がじわじわと販路を延ばしていく出世型
後者はいわゆるたたき上げで、その原点は魅力あるラーメンを作っていたといえる
言わずと知れた豚骨ラーメンの本場である博多発祥の一風堂
私の記憶の中では10年ほど前にさかのぼるのだが当初は関西でも梅田しかなく(もしかして難波もあったのかな?)ちょっとした行列店で、しかもギャルも食べに行くしゃれたラーメン屋であった
その後全国各地にロードサイドの大箱店が出店し、ファミリー型店舗へと拡大
その勢いはとどまることを知らない
ラヲタからすると真逆のトレンドを突き進んでいる
私も時々家族と一緒に足を運ぶのだが、付添というか運転手役に徹している
食べていても特別感動もしないし、食欲を満たしているだけである
テレビで紹介されていたのが、味を定期的に変えているという
その目的は客を増やすことでありそれは味の改善ではなくいかに多くの人に好まれるかを追求している
もちろんその中にはコストダウンも図られているであろう
それは改善ではなく改悪でもある
ということで私は一風堂に関してはラヲタ的興味は全くなくってSHIROMARUBASEですらそう思っていた
でもテレビの紹介が巧みすぎる
「SHIROMARUBASEは創業当時の味を守っています!」
それなら行かないわけにはいかないだろう
そういうわけで行ってみると店内のムードはシックである
BGMもいかしている
でもそんなことはどうでもいい
肝心なのはお味
麺の固さ、スープの濃さ、麺の量などがカスタマイズできる
自由な気質の博多らしく堅苦しさのないフリーダムな感覚が楽しめる
ちなみに麺は80g、100g(標準)、120gが選べてもちろん120gをチョイスした
麺は固めで頼んだので割りと短時間で出てくる
スープはノーマルの濃さで頼んだが700円という値段の割には豚骨の凝縮感がある
この凝縮感は昔の博多ラーメンではかなり濃いほうで、博多ラーメンと言えば水分多めのシャバいタイプが多かった
久留米あたりは当時でも豚骨継ぎ足しの濃いスープが定番であったので博多っ子からも久留米ラーメンは一目置かれていた
その濃いスープがしっかりとSHIROMARUBASEで再現されている
創業当初は豚の頭しか使ってなかったらしいが、それではマニアックすぎて通用しないので今はゲンコツも使っているし鶏ガラも使っていると店頭に書いてあった
テレビで堂々と紹介してのだがスープは工場で一括生産されている
よって水分管理とか濃度管理とかきっちりした品質に作り上げられているので実にうまい!
いわゆる臭みが少なくそれでいてコクも感じられる
こってりしていてまろやか
実に食べやすい
このトレンドは博多の有名店がこぞって求めていて実は昔のような店による味の個性が薄れている
博多ラーメンが観光化した弊害と言ってもよかろう
没個性化、味の均一化、ワイルドな味わいから洗練された味
次第に薄れゆく博多ラーメンだが元々は煮込み過ぎて失敗した結果出来た豚骨ラーメン
それを矯正して美味しい方向に改良してきた豚骨ラーメンって本当においしいと思う
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by oretokumou | 2016-03-05 09:00 | ラーメン実食 | Comments(0)
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