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拉麺BLUES 関西のラーメン食べ歩き

麺屋壱志 壱志らーめん

尼崎に出来た居抜きの新店に行ってきた。
居抜きの先代は「にんにくラーメンゆうすけ」。
私もオープンしたての頃に行ってきたが、にんにくラーメンというふれこみのごとく、かつて栄華を誇った「空心町ラーメン」のような大阪風のライトなスープのラーメン。
これはこれでおいしいとは思ったのだが単独店で空心町ラーメンに対抗するのは無謀かなとも思った。
だが結構長い間(4年間)営業していたので頑張ったと思う。
そしてついに店を明け渡す時が来て今回の「麺屋壱志」のオープンと相成った。
「にんにくラーメンゆうすけ」の前は2011年12月9日にオープンした岐阜県のつけ麺チェーン店「中華そばつけ麺 中村屋 尼崎本店」。
この店は私的にはおいしいと思っていて尼崎につけ麺を定着させると思っていたのだが、期待に応えることなく2年もしないうちに閉店して2013年11月7日「にんにくラーメンゆうすけ」にバトンタッチしたのだった。
麺屋壱志 壱志らーめん_e0208833_15321117.jpg
さて、「壱志らーめん」。
うまい!
「芦屋らーめん」か「宮っ子らーめん」かとも思う細いストレート麺の濁った醤油ラーメンだ。
店主の説明では鶏ガラスープだという。
「芦屋らーめん」も「宮っ子らーめん」も豚骨でコクを出していたのでニュアンス的にはやや違う。
確かにスープは「芦屋らーめん」「宮っ子らーめん」風だがスープにキレがありすっきりしているのは鶏ガラで取ったスープゆえであろう。
チェーン店であればリピーターをつかむことが主眼になるので豚骨のコクというか病みつき性を求めるためにも豚骨主体になる。
だが単独店である今回の「麺屋壱志」が鶏ガラ主体の製法を取り入れたのはオリジナリティーの追求かもしれない。
結果としてこのおいしいラーメンが一過性のものではなくリピーターを掴んで行けるのか?
おいしいラーメンには違いはないのだがそれ以上に突っ込んで病みつきにさせるのには無化調とかではなかなか難しいものがあるのではないかと食べながらふと思ってしまう。




by oretokumou | 2017-10-14 18:00 | ラーメン実食 | Comments(0)
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