拉麺BLUES 関西のラーメン食べ歩き | |||||
三くの別館が出来た。 その名も「別邸三く中華㐂蕎麦」。 蕎麦の後ろに「萃」が付くのかな? そういう投稿も見られる。 オープンして初の土曜日だけに1巡目の並びには加われず2巡目の3番目の外待ちに。 しかし1巡目の客がなかなか出てこない。 最初の1名が20分ほどで出てきてその次のグループがなかなか出てこない。 結局40分後に出てきて店に入れたのはオープンしてから45分もたってからだ。 オペレーションの悪さ?それとも2食食いが続いているのか? まあ店主と親しい客のようだからいろいろ話し込んだりしたのだろう。 新店オープン時にはよくあることだけど後の客のことを配慮してもう少し自重してほしい。 オペレーションの悪さではなかった。 ラーメンを作っているのはテレビでもおなじみの山本氏で三く本店より丁寧に作っているもののさほど時間はかからずラーメンを提供している。 ということは先に入った客が長居しているということだった。 少しイラつきながらラーメンの実食となった。 まあこういう時はイライラで味に集中できずおいしいものもおいしくないように感じてしまう。 心を落ち着けて味に集中してみた。 「鶏出汁中華」は清湯でスープの澄んだ醤油ラーメンで最近この手のラーメンがよく見られる。 ラーメンのジャンルとしては「NEO中華そば」とか言われるやつだ。 山本店主がこの別邸を作ったのもこのNEO中華そばが作りたかったのであろう。 値段は1杯950円なのでリーズナブルではなく技や趣向や贅沢を尽くした一杯のようだ。 それはそれでその趣旨には賛同できる。 ただ何度も足を運ぶかといえばその自信はない。 一応チャーシューが3枚も入っているので950円という値段設定が暴利ではないことが理解できる。 さてスープだがやはり今流行りの鶏油が浮かんだ醤油ダレのスープだ。 鶏油でまず鶏の香りを脳に叩き込むスタイルは安定感・王道感に満ち溢れている。 そして醤油のクリアさがスープの雑念を取り払ってくれる。 いわゆる最近よくあるやつなのでここまでくるとうまいと言わざるを得ないのだがあとはもう個人の好みの範疇に入ってしまう。 たとえて言えば「東大阪にあるあの店よりちょっとくどいかな」とか「尼崎にあるあの店に似ているが醤油のキレや深みが・・・」とか。 「別邸三く中華㐂蕎麦」は個人的な好みからいうとたとえに挙げた二店より下回るのだがこれはもう一度、いや二度三度と足を運ばなければならない。 上記二店でさえ最初はあまりなびかなかったのだから。 三くは好きな店だけにもう少し我慢が必要だ。 麺は柔らかいといった声が聞こえるが私はそうは感じなかったので挽回の余地は十分にある。
by oretokumou
| 2017-08-07 20:00
| ラーメン実食
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